神戸の
ジェム占いプラザにはよく行った。理由はいつ行っても空いているから(笑)。これは、やはり男には大きい。占いで並んでいるところを人に見られるというのは、恥ずかしいわけである。どうしても空いているところへ行ってしまう。ジェム占いプラザでもいつも客が入っている里宮さんのような占い師もいるが、他の占い師はがらんとしている。
森中西龍は、そのがらんとしている占い師の1人だった。
男性占い師というのは、おばちゃん占い師とは違ってなんかすごく勉強しているように勝手に思ってしまう。だから、すらすらと運命を読んでくれるのではないかと思って入ってしまった。
森中西龍さんだが、写真のイメージよりは、ぱっとしないおじさんだった。私は仕事運をみてもらった。
森中さんは私の生年月日から
四柱推命鑑定書と書かれた用紙に命式を書き込んでいる。命式ができたあとに森中さんは「何をみてほしい?」といわれたので、「仕事をみてください。現在、派遣社員をしていますが、いつまでもやってられないので。ちなみに
セラピストを目指して学校に行きましたが、先生の選択を間違えて、プロを一度も育てたことがない先生についてしまい、お金と時間を無駄にしました。」と私は答えた。
森中さんは「技術を習うなら一流の先生に習いなさい。」と言ったので私はその通りだと思った。
が、森中さんは「読売文化センターとかは一流の先生が来てるで。いっこく堂とか(腹話術の人)。」と言った。
私はカルチャーセンターじゃ一流の先生といってもさわりしか教えてくれないじゃんかと思ったが、反論はしなかった。けっこうこの人世間知らずかもしれん。
そのあと、森中さんはどういう仕事が向いているとか私の意向とは関係ない職業をいろいろとあげてくれた。「理容師とかどうや。向いてるで。」
理容師?なんで30半ばで理容師やねん。しかも全然興味ない分野やし。
森中さんは、なんとか鑑定時間中に目標とする仕事を見つけてほしかったようで、色々と頑張ってアドバイスしてくれたが、なんかずれていた。
なんというかちょっとKYなのである。占い師なのに。
鑑定が終わりありがとうございましたと言って店をでた。
今、手元にはその時の
鑑定書が残っているが、命式が書いてあるだけで、そのときのアドバイスとかは何も書いていない。私は四柱推命の勉強がしたくなった。自分で読めるようになりたい。